2015年12月12日土曜日

薬膳鍋の作り方(火鍋風)

冷えは万病の元です。寒い冬は、スパイスの力で身も心も温まってみてはいかがでしょうか。冷えはもちろん、むくみや肩凝りにも効果があります。
インドのアーユルヴェーダでも中国の薬膳料理でもそうですが、スパイスは単体では効果が現れません。
複数組み合わせることで、初めて薬としてその効果が現れてきます。
今回使用しているスパイスは全て冷えを改善する物ばかりなので、食べれば身体の芯からポカポカ。高い薬効が期待できます。材料少し多めですが、作り方は凄く簡単です。


スープの材料
(辛めのレシピですので、苦手な方は豆板醤・唐辛子の量を調節してください)
ニンニク・・・2かけ
生姜・・・1かけ
ネギ・・・1/3本
ごま油・・・大さじ2
豆板醤・・・大さじ1
コリアンダー・・・小さじ1
花椒・・・小さじ1
水・・・800cc(椎茸をつける)
クコの実・・・お好み量


八角・・・3個
唐辛子・・・5本
シナモン・・・2本
ナツメ・・・3個

タレの材料(混ぜ合わせておく)
中華スープの元・・・大さじ1
しょうゆ・・・大さじ3
オイスターソース・・・大さじ2
黒酢・・・大さじ2
白ごま(すり潰しておく)・・・大さじ1



作り方


①干ししいたけを4枚ほど、水800ccにつけておきます。(出汁をスープとして使います)


②フライパンでゴマ油を熱し、ニンニク、ショウガ、ネギを、豆板醤と一緒に香りが出るまで炒めます。



③香りが出てきたら、コリアンダー、花椒を加えてさらに香りが変わるまで炒めます。



③②を土鍋に移す。(フライパンの油にもスパイスが出てるので、出汁でフライパンをこそげて全て鍋に入れる)
①の椎茸の戻し汁、紹興酒1カップ、八角、唐辛子、シナモン、ナツメを加えて沸騰させる。
その後、タレの材料を混ぜ合わて全て入れる。




お鍋のスープの完成です。





好みの具を入れて、さらに煮込んで、クコの実を散らせて完成です。
辛くてスパイスの効いたスープなので、セロリ、春菊など香りが強い野菜と合わせると美味しい気がします。
〆は中華麺で、ラーメンがオススメです。



2015年12月8日火曜日

鯛とネギの蒸し物


自分自身とても冷え性で風邪も引きやすい体質だったのですが、ちょうど1年前から薬膳の勉強と料理をはじめ、資格も取得し、冷え取り(靴下4枚以上重ね履き)などを実践している結果、この1年は一度も風邪はもちろん体調を崩すこともなく毎日健康に過ごせました。(結構、自分の歴史の中では驚異的なことです!)
今年の冬も、身体を冷やさないように身体の内側から温める食事を作っていきたいと思います。
病気、身体の不調の殆どの原因は、冷えからきていると言っても過言ではありません。冷えを解消することができたら、西洋医学の薬に頼らなくても、強い身体は作れますし、病気にもなりにくくなります。

ですので、冬の間の投稿は基本的に「身体を温める」レシピを掲載していきたいと思います。忙しいので気まぐれの投稿になるとは思いますが、引き続きよろしくお願いします。

身体を温める代表食材、風邪予防といえば、ネギです。以前の投稿にも書きましたが、実は生姜などよりも身体を温める効果は高く、僕は年中常備していて、特に冬の間は毎日必ず料理に入れ食べるようにしています。
あとは、「辛味」。黒酢も身体にとてもいいです。
今回使った鯛は、お魚の中でも油が少なくとてもヘルシーなので、ダイエット中の方にもおススメです。



鶏肉の五目炒め


鶏肉とピーマンは冷え性の身体を温める作用があり、そこに美容効果の高いキクラゲとカシューナッツを加えることにより、冬の乾燥にも耐えられる強い肌を、食事により内側から作り上げていきます。カシューナッツはミネラル豊富で食べると生理痛が軽くなるとも言われていて、女性は毎日食べてもいいくらいです。
冷え性の方はさらにお好みで鷹の爪を加えて辛味を足してもいいと思います。

















2015年9月16日水曜日

サーモンとおかひじきのセビーチェ  



おかひじきの歯ごたえといくらの食感が楽しい一皿です。(津在住の方は、マルヤスの野菜売り場に行けばおかひじきが売ってます。)
サーモンはビタミンDを豊富に含む食材の代表格です。(風邪・インフルエンザ予防に効果あり)
おかひじきに大量に含まれるカルシウムと一緒に食べることで、吸収が高まります。
サーモンにはアスタキサンチン効果と言って運動した際の脂肪を燃焼させる効果もあるので、ダイエット中の方はおかひじきを今が旬の海ぶどうに変えてみると、より低カロリーになり食感も楽しいままなのでオススメです。
酸味が好きな方は、オレンジをグレープフルーツに変えてみてもいいと思います。
今世界でも注目されている南米料理のセビーチェ、綺麗を目指す方にはおすすめです。



2015年7月16日木曜日

穴子のフリット バルサミコソース


前回に引き続き穴子を使った創作料理を作ってみました。
スタミナのつく穴子に、パプリカ+トマトで夏バテ防止レシピです。パプリカのビタミンCはピーマンの2倍量もふくまれており、同様にビタミンCの豊富なトマトと合わせていただきます。
夏野菜であるトマトは薬膳では清熱類と分類され、身体を冷やす効果が高いので、暑い夏にはいいでしょう。(逆に冬は温めて食べても身体を冷やしてしまうので、注意が必要です)


2015年7月14日火曜日

穴子と夏野菜のテリーヌ


夏の暑さと乾燥による体液蒸発で、一番負担を受ける臓腑は「心臓」です。
今回は熱を取りつつ、血を作る養血食材(穴子・人参)と夏野菜を使った前菜です。冷たいので暑い夏にもぴったりです。
鏡で舌を見てもらって、赤い方。又は夏に皮膚や髪などに乾燥を感じる方にもオススメです。
穴子などのうねうねした魚は夏に旬を迎え、心臓の養生食でもあるので、特に夏は意識して食べると身体にいいかと思います。







2015年6月6日土曜日

エビとパクチーのエスニックパスタ

家で育ててるパクチーが収穫時期になったので、ペペロンチーノをエスニック風にアレンジした創作パスタを作ってみました。
パクチーは2000年以上前から生薬として使用されており、その歴史は深く、抗酸化作用・デトックス効果・消化不良・健胃・駆風など多岐に渡り高い効果があります。
また、パクチーは根が最も美味しく栄養価が高いので、自宅で育ててる方は是非使ってみてください。(国内のタイ料理屋ではまず根を使った料理は出ませんが、タイ現地では根の炒め物やスープは葉と同様最もポピュラーな料理です)
そして、ズッキーニとトマトは薬膳では清熱類と言い(他にもセロリ・ゴーヤなども清熱類)、例え食材を温めても摂取すれば身体の熱を外に排出する働きがあるとされています。
夏の暑い日には、これら清熱類を積極的に食べるといいでしょう。風邪で38度以上の高熱が出た時も、スープなどにして少量食べるといいでしょう。
これは自然の摂理だと思うのですが、旬の食材を旬の時期に食べることは、人間の体調管理にとっても非常に理にかなうことが多いです。ですので、いつでも意識して旬の食材を食べるのは身体にとってもとても健康的なことだと思います。





2015年5月21日木曜日

イタリアンハーブコロッケ(ストレス・イライラ・便秘)

先日お客様にローズマリーを沢山いただいたので、早速使って1品作ってみました。
コロッケを割ると、フワッとハーブの香りが漂います。
そのままでも美味しいですが、お好みで塩かマスタードをつけて召し上がってみてください。
特に自分の好みのハーブを入れた料理は"気"の巡りを良くします。
じゃがいもとバターの組み合わせは、腸を潤し胃にも優しく便秘気味の体質の方にも効果があります。




2015年5月10日日曜日

サムゲタン(疲労回復)

やる気がでない、身体がダルい、疲れやすい、などの時に。





疲労回復の代表的料理の一つが、韓国のサムゲタンです。
本格的なサムゲタンだと丸鶏や高麗人参などの漢方食材が必要なのですが、今回ご紹介するのは手羽元とスーパーで手に入る範囲の食材を使った簡単にできるサムゲタンです。
干ししいたけ&シソの組み合わせは気の巡りが良くなる組み合わせで疲労回復に効果的で、他にもミネストローネ、煮込みうどん、お粥、肉団子など幅広く使えます。

陳皮を入れると、より効果的!味付けは塩だけで、手羽元のダシ、陳皮とシソの香りで本当に美味しいです。




2015年5月6日水曜日

手作り生薬 「陳皮」


陳皮とは、みかんの皮を乾燥させた生薬の一種です。
みかんは実の部分よりも皮、皮と実の間の白い繊維部分に栄養があるのですが、手軽に作れる陳皮は健康効果が非常に高く、料理やお茶など何にでも使えてとてもオススメです。
薬効としては、以下の効果があります。

・血流を改善し体を温める効果
・せきや痰(たん)を抑制する効果
・美肌効果
・生活習慣病の予防・改善効果
・肝機能を高める効果
・アレルギー症状を緩和する効果
・リラックス効果
・胃腸の機能を高める効果
・むくみを予防・改善する効果

できるだけ無農薬のものを使って作り、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。次回は陳皮を使った煮込み料理を紹介します。


黒ごまだれ(白髪防止) & まぐろの韓国風あえ物




老化防止に役立つと言われているのが、黒い食材です。
中でも食品の中で白髪に一番効果があると言われているのが黒ゴマです。
毎日摂るものでも、たくさん食べるものでもないので、意識してサプリメントのように摂取すれば効果が期待できます。
個人差がありますが、中医学の世界では黒ごまを毎日摂取するようになり、白髪が減ったという症例も数多く報告されています。
白髪の悩みのある方、予防したい方は、食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。



黒ごまだれを使ったレシピをご紹介いたします。




2015年4月24日金曜日

薬膳カレー(免疫力アップ・冷え性・風邪予防)


薬膳レシピ 3  薬膳カレー
女性の悩みで最も多いのが冷えです。肩凝りや便秘、食欲不振や倦怠感などの不調は冷えが原因であることも多いはずです。血行を良くすることでしみやしわ、くすみの予防にも役立ちます。
冷えていると感じたら、身体を温める食材を取り入れて代謝を上げる事をこころがけましょう。
今回のレシピの食材は、どれも気の巡りを良くし、身体を温めるものばかり使用してみました。
さらにカレーパウダーには多くのスパイスが含まれており、カレーを食べることにより新陳代謝を良好にする効果、食欲増強の効果、疲労回復の効果があります。
また、カレーパウダーには、食べ物を腐敗させない効果もあり、これからの暑い季節にもピッタリの香辛料ともいえます。




セロリとキクラゲの水ギョーザ (肌の潤い・イライラ解消・更年期障害に)


薬膳レシピ 2 セロリとキクラゲの水ギョーザ

くこの実はナス科のくこの果実を乾燥させたもので、肝と腎の働きを補い、中国では古来より不老不死の薬として珍重されてきた食薬です。味は優しい甘酸っぱさがあり美味しいです。
目の疲れを改善する効果もあり、さらに肌艶が良くなるので、美容の為にハリウッドスターもよく食べているという注目の食材です。(このレシピのようにキクラゲなどコラーゲンが含まれる食材と一緒に食べると、コラーゲンの吸収が上がるのでより肌にはオススメです)高麗にんじんと同じようにストレスにも強く、心と体調を整えてくれるます。
さらに今回のレシピの組み合わせは更年期障害に悩む方にもオススメです。東洋医学では腎機能の低下により血と水の代謝、バランスが悪くなることが原因と考えられているのですが、イライラを静め水分を調節する昆布、気のめぐりを良くするシソ、血を綺麗にする黒きくらげ、滋養強壮に良いくこの実を取り入れたこのような食養生を続けて、乗り越えていってください。



絶品ねぎの常用だれ(胃腸能力アップ・肌の乾燥対策・風邪予防)


薬膳レシピ 1 葱の絶品常用だれ

皆様はじめまして、美容室点と線の山田と申します。最近、趣味で中医学薬膳師の資格を取得したこともあり、薬膳の思想を取り入れた料理をよく作っています。
ヘアメイク・ファッション、お花・芸術・音楽など、点と線で紹介している美も多岐に渡りますが、一番大切なのは身体の中身の美です。
薬膳といっても、決して難しくなく、漢方を使わなくてもスーパーで買える食材で、充分に薬効は期待できます。
食事=薬と考える中医学では、インナービューティー、体質改善・健康維持など良い事が沢山あり、皆様にもご紹介したいと思うので、不定期で作った写真とレシピのご紹介をしていきたいと思います。体調などに合わせて参考にしてみてください。
第一回は、葱です。普段何気に使う葱ですが、漢方の生薬に使われるほど薬効の高い食材です。身体を温め、弱った胃腸を整えます。実は生姜よりも身体を温める働きが強いので、冷え性の方の体質改善はもちろん、寒気を伴う風邪の時には温かいスープにして飲むなどもオススメです。
漢方では、特に葱の白い部分を葱白(ソウハク)と呼び、発汗作用や解毒作用が高いとされています。青い部分や葉ねぎも効能は同じです。
白ごまは、皮膚粘膜を潤し、便秘にも良い美肌の代表的食材の一つです。中国では古来より白い食材は肺に良いとされ、肺の粘膜を補うことで経絡で繋がる肌も整うといわれています。
そのままでは香りもなく薬効も発揮しきれないので、炒るか、すって使用するのがオススメです。



 透明の器、サラダの緑と焼いた鯖に合わせて。


 鳥の唐揚げにも合います。とてもサッパリ食べられます。
器は、伊賀焼の陶芸家、新学さんの作品です。